• 三幸住研 紹介

三幸住研
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大きな夢に向かって前進する福原代表
大きな夢に向かって前進する福原代表

若いパワーと発想が家づくりを変える。考えながら住んでいく、住まい手にあわせて100年間変化することができる家。

大阪府豊中市に事務所を構える、三幸住研さんのご紹介です。
ご同席いただいたスタッフは、みなさんお若いですね。

みんな30代、これから上がっていく世代です。
お客様もおっちゃんと話すより近い年代の方が話しやすいでしょ。

意識して同世代で仕事をやっています。
ベテランは頼りになるけどなぁなぁの仕事も多い傾向があります。
真面目で向上心も強い、そして柔軟な思考を持つ若い世代の出番です。

うちは元々「福原タイル」という屋号でした。
当時はバスもキッチンも全部タイル貼りでしたからね、忙しかったです。
職人も20人いました。一階は倉庫になっていてね、私も職人の中で育ちました。

うちは不動産部門もあり、不動産と建築がワンストップで提供できるという大きなメリットがあります。
近年はその不動産部門を活かして、建売・売建住宅をメインにやっていた。

去年の2月に私が社長に就任したのですが、その少し前から方向転換を図っています。
まず、リフォームを始め、中古物件の流通に力を入れました。

そして、注文住宅に打って出ます。
普通に住める家をより安く提供してきた中で独自の商品を持っているので、注文住宅にも大いに活かせます。

福原代表が信頼する若手設計、野崎さん
福原代表が信頼する若手設計、野崎さん

そこで、里山住宅博出展となったのですね。

里山住宅博のモデルハウスは、一般のモデルハウスよりリスクは少ないし、うちは建売は得意です。
参加しない手はありません。

モデルハウスなので正確には注文住宅ではありませんが、うちでは注文住宅の仕事の第一歩だと位置づけています。
いつもの建売とは全く違うものを造ります。

今回は、商品ではなくて作品を造る。
商品は、簡単に売れるもの、誰でも買えるもの。
作品は、万人受けはしないけど、好きで買ってくれるもの。
こだわりがあって、手入れが大変でも住みたい。そういう人が買ってくれるのが作品です。

里山住宅博についてくる里山。
これだって見方によっては、規約や定例会が必要な位邪魔くさいものでしょ。
好きでないと維持管理はできません。
こだわりを持って好きになってくれる人に住んで欲しい。

今回、設計はA1・ID(エーワンアイディー)設計さんに依頼しました。
若い人が多い事務所で、同じ豊中の代表として頑張っています。

普通に設計をお願いして建てたら、金額はかなりアップしてしまう。
そのズレを埋められないかと、システムを模索したんです。
そして、うまい結論が出た。

先生が建てる一品ではなく、お客様がちょっとがんばったら買える良いもの、という形にまとめることができました。

『SUMICA 100 project』
住み手が暮らしを考えて、柔軟に100年間変化する家

インタビュー中にも図面内に気になる点を見つけ、緊急会議に
インタビュー中にも図面内に気になる点を見つけ、緊急会議に

どんな建物なのでしょう。

ズバリ、「100年間変化できる家」。
100年後なんて想像することは難しいですよね。
その頃には、家は空を飛んでいるかもしれない。

最近、スクラップ&ビルドの流れは減ってきて、リフォームして住む傾向が強まっています。
長いこと住める家、変化できる家を求めている方が多い。
その期待に応えられる家です。

中は自由に変えられるようにします。
階段までも移設できるように。

リフォームというとなんだか敷居の高いイメージがあるけど、要はDIYの延長ですからね。
どんどん触っていけばいいんです。

簡単に触れて、DIY(※注1)できて、変化できる家。
買って終わりではなく、住んでからどう家に関わっていくか。考えながら住んでもらいたいです。

『SUMIKA 100 project』というのがコンセプトです。
住みやすい家を住み手が考える。
住み手が暮らし方を自身で考える「余白のある家」を目指しました。
うちは造って終わりではなく、多様な使い方を示し、ライフスタイルを提案します。

モデルハウスでは、外せる可動壁を用意しています。
自由に室内のレイアウトを変えてみてもらえます。

他に、お客様に塗ってもらう壁も用意します。
ボード下地をアルカリ性に調整してあるので、コテを使って2、3mmしっくいを塗ってみてもらう。
今回用意するスイスしっくいは塗りやすいですよ。
どんどん家に関わっていきましょう。

今回の建物の特徴として、リビングに玄関からフラットに続く8畳の土間スペースと2つの吹き抜けがあります。
うちはヒアリング調査などもよくやるんです。
女性目線は特に大切にしているので。

今回主婦層にアンケートを取ってみたのですが、「土間をどう使ったら良いか分からない」という声が3割から4割も聞かれました。
これはもったいない!

土間(※注2)というのは多様な空間で、色々なことができます。
その辺りも、今回は会期中にワークショップという形で皆さまにご提案させていただきますので、楽しみにしてください。
DIYをきっかけとして、三幸住研と一緒に住まい方を考えていきましょう。

※注1 DIY…Do It Yourself の略。住まいと暮らしをより良いものにするために、自らの手で快適な生活空間を創造すること。
※注2 土間…住宅の室内で床材を敷かずにコンクリート仕上げにしたもの。

一緒に仕事をされている職人さんについて教えてください。

職人は、面白い方が多いですよ。

徳之島タイムだとか言って、時間を全く守らない防水屋。
1日遅れとかざらにあります。憎めないけど。

手が良すぎて、素人に分からない色の違いでも納得いかなくて塗り替えるペンキ屋。

親子大工の息子の方はバスケをやってた長身で、脚立なしでボードが張れるから仕事が早い。

あと、声のうるさい電気屋とか、心臓が止まった水道屋とか……。

みんな10年以上の付き合いかな。中には40年来の付き合いの職人もいます。
職人同士で仲が良くて、現場監督がいなくてもテキパキ仕事しちゃいますね。
そんな職人たちに支えられています。

ご来場者にメッセージをお願いします。

今回デザイン面では、「負ける」「埋もれていく」をテーマとしています。
外構や自然環境に対して勝負を挑むのではなく、シンプルに溶け込む。
目立たないんだけど、良い建物だな、と感じていただけるんじゃないかな。

うちは不動産業もやっているので、不動産業者としての「目」って持っているんですよ。
この辺りだと、このくらいの価格が適切かな、って。
このモデルハウスは、原価関係なく、その適切な価格で販売しようと思ってます。
かなりお買い得物件になると思いますよ。


代表取締役 福原 昌樹 さん
建築部部長 山内 友博 さん
株式会社A1・ID設計
 チーフリーダー 野崎 修平 さん
にお話を伺いました。

同年代のコミュニケーションの良さと熱い気持ちが感じられる取材となりました。

若さと柔軟な発想で、100年後の住まいを考える福原社長。その第一歩の里山モデルは、簡単に触れてDIYできて変化する家。100年後には本当に空を飛ぶ家を作っているかもしれません。
  • 会社名

    株式会社三幸住研

  • 所在地

    〒560-0023
    大阪府豊中市岡上の町4丁目3番30号
    map-sankou

  • 電話

    06-4867-3000

  • FAX

    06-4867-3100

  • ウェブサイト

    http://sankoujyuken.jp
    http://www.a1-id.com

  • 代表取締役

    福原 昌樹

  • 沿革
    1971年 宝塚市小林4丁目にて株式会社三幸住研を設立
    1983年 豊中市柴原町3丁目に本社移転
    2010年 豊中市桜の町3丁目6-7に本社移転
    2014年 豊中北店(支店)を開設
    2015年 3代目代表取締役に福原昌樹が就任

    しっかりとしたコンセプト、システムの元、注文住宅に挑戦する若き力。

sumica 100

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