一番はじめの住まい手 二川さん
実は、自ら住宅博の出展建物の設計を担当した建築家でもあります。
そうした目線で、この町のよさ、決め手を聞いてみました。
現在のお住いはどちらでしょうか?
今は宝塚に妻と子ども2人4人で暮らしています。手狭になってきて、そろそろ家を、と考えて、あちこちの土地を見て回っていました。
どういうところを探していたんですか?
僕自身も、上の子も下の子も、自然が大好きなんですよ。動物的本能のようなものでしょうか。僕は建築設計の仕事をしていますが、建築家の仕事というのは、町の一等地にいなければ仕事にならないわけではありません。便利さを追求するばかりよりも、むしろ人間らしい生活のあり方を提案していくべきではないかな、と思っていたんです。
いわゆる「田舎暮らし」を考えたんですね?
そういうところも考えたんです。けれど、かなり山奥の「本気の田舎」に行ってしまうと、やはり大変な面があります。子どもがいないから幼稚園や学校もないし、買い物するにもスーパーもない。買い物もさることながら、同世代の子どもがいなくて友だちが出来ないのでは、やっぱりかわいそうで。そんなとき、一緒に土地を探していた工務店・グートンライフの社長から、この場所を紹介されたんです。
上津台はご存知だったんですか?
うちの奥さんが買い物好きで、アウトレットにもイオンにもしょっちゅう来ていたんです。しかも小学校も近い。実際に来てみたら、里山が広がっていて、自然も豊富で、ここに住みたい、と一目惚れしました。
ネックだった学校と買い物も解決されながら、自然に近い暮らしができる場所ですね。
この家はトンネルのような家だと思っています。あちら(町側)とこちら(山側)では、全然違うでしょう。通り抜けるとまるで違う世界がある。でも、どちらも犠牲にせずに両方の生活が出来るんです。
この家は、里山にも、町にも大きく開いていますよね。
隣近所のコミュニケーションスペースとして考えたいんです。土間には土足のまま入ってこられる。玄関は引き戸です。どこでも止められる引き戸は入りやすい、昔から日本の家が持っている魅力じゃないかな、と思うんです。
植栽による境界は、お隣との距離感も近いんです。生け垣も、「あちら」と「こちら」で入れ子に一本ずつ植わっていたりして、「お互い様」なんです。そういうものがイイなって思っています。
いいですよね。日本にそういうものがなくなってきていますけど、共感する人もいると思います。
遠くを眺めながら、里山の楽しみ方にも思いを巡らせています。
失われつつある風景や人との関係性がありながら、いわゆる「田舎」でもない、そんな暮らしができる町として、二川さんは、里山住宅博会場になった上津台百年集落街区を選びました。
こんな町に、暮らしてみませんか。
上津台百年集落街区は、住まい手を募集しています。
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