マイスターホーム

里山住宅博の開催地の上津台は池田からは遠いですね。

遠いといっても、道がすいていたら30分で着きます。
とは言っても、おっしゃる通り、里山住宅博はかなりのイレギュラー、というか特別です。
実は、事務所の近くでモデルハウスを建てようとしていたのですが、諸般の事情で流れてしまいまして、その時ちょうど里山住宅博の情報をもらって、出展することになりました。

私は以前ハウスメーカーに勤めていたことがあるんですが、住宅展示場ってめちゃめちゃ費用が高いんですよ。
計算すると、お客様アンケート一通が５万円になるんです。
よく、「５万円をドブに捨てるのか！」と上司に怒られたものです。

そう言った展示場に比べると敷居が低いこと。
ハウスメーカーは参加せず、工務店だけが出展できること。
そのあたりはとても面白い取り組みですね。

今池田で、築53年のマンションのリフォームをやっています。私と同い年ですね。
無垢材のフロアー、しっくい、オーダーキッチンなど自然素材を使ったものにして、リフォームのモデルルームにするつもりです。
それと対をなす新築のモデルハウスが、里山住宅博の建物です。

自然素材の押し付けはしません。
予算に応じて取り入れてみませんか。

どんな建物になるのでしょうか？

私はハウスメーカーの出身だったので、家づくりもクロス張りに合板フロアーから始まりました。

15年前私の弟が、子どもがアトピーだから、無垢材で家をつくりたいと言ってきました。
当時は仕入れルートもなかったので、インターネットで素材を仕入れて、自然素材の家を建てたんです。
そうすると、子どものアトピーがみるみる治っていきました。

そこから、自然素材の大切さに気づき、モデルハウスにもなった私の実家も、木をたっぷり使って建てました。
15年ですから、自然素材との付き合いは、意外と長いかもしれませんね。

うちは、自然素材の家しか建てませんよ、というような押し付けはやっていません。
そのあたりはポリシーがないのかもしれませんけど、お客様の予算に応じて、ではリビングだけ自然素材を使ってみましょうかとか、子ども部屋だけ仕様を変えてみましょうかとか、数年後のリフォームの時に自然素材を使ってみましょうかなど、部分的なこだわりを活かした設計をしています。

里山住宅博のモデルハウスは、自然素材の家のフルスペックを盛り込むつもりです。
まずはフルスペックを体験していただいて、ではこの部分を活かしましょう、というような話ができれば良いと考えています。

具体的にはどんな建物ですか？

ZEST STYLE（ゼストスタイル）のちょっとこだわった家をつくります。

ゼストスタイルというのは、施工のプロである工務店と空間デザインのプロであるインテリアショップにより生まれた家づくりです。
無垢材のフローリング、漆喰の壁、ドアノブなど細部にもこだわりがある世界にたった一つのオーダーメイドの家ができあがります。
うちはゼストスタイルを始めて２年になります。
池田でも何棟も建てて、実にご好評を得ています。

フレンチ風のかわいらしい家。
真っ白なしっくいの白壁に、Ｓ瓦を載せる予定です。

もちろん床は無垢材を使います。
マツやカバなど、色々な木を使って違いを体感してもらいます。
内装も、水性しっくいをはじめ、リボスやルナファーザーなどドイツの自然素材も使っています。

オーダーメイドのキッチン、同じくオーダーの洗面、オーダーメイドの食器棚も考えています。
ゼストスタイルの結集を楽しみにしてください。

一緒に家づくりをする職人さんをご紹介ください。

マイスターホームの「マイスター」は職人という意味です。
職人による家づくりを屋号としています。

たくさんの優れた職人さんが活躍していますが、左官屋さんはしっくいを塗る技術が抜群です。
もともとメーカーに紹介してもらった方なのですが、もう内装はすべてお任せしたいですね。
毎回、お客様と直接話しながら、塗り方を提案するんです。
どんな塗り方がいいですか？ って。
うちが自然素材を始めてからの付き合いなんで、もう15年になるでしょうか。

ご来場者にメッセージをお願いします。

土地からの家づくりを考えているお客様、建売では満足できないお客様は、ぜひ声をかけてみてください。
池田のお客様は、会場までご案内しますよ。
もちろん、池田に限らず上津台でもうちの注文住宅を建てられます。
ぜひモデルハウスにお越しください。

代表取締役 渡邉 啓一郎 さん
にお話を伺いました。

愛する地元、池田のことなら土地も含めてお任せを、という自信がひしひしと伝わってきました。