• コーキ 紹介

コーキ
コーキ

しっかりとしたビジョンを持った32歳の若社長
しっかりとしたビジョンを持った32歳の若社長

それなりからの脱却。コーキの新提案。
手の届く範囲で、住みやすく、特殊なことを盛り込みすぎない住宅。

兵庫県篠山市に事務所を構える、コーキさんのご紹介です。
お若い代表で驚きました。

就任2年目の32歳になります。
現場担当が3人いますが、3人とも30代という、若い会社です。
年代が近いので、意思の疎通が図りやすいというメリットもあります。

コーキは14年前、土木外構の専門店として誕生しました。
住宅を始めてからは7年になります。
別の会社での修行を終え戻ってきて、舵取りを任されてからは、注文住宅とリフォームに特に力を入れています。

つい最近、リクシルリフォームショップにも登録しました。
どんどん仕事をしていきたいです。

住宅については、現在分譲地の仕事が中心です。
分譲地で、それなりの建物をそれなりに売っていました。
分譲地ごとに一棟建てるモデルハウスも、ごく普通のものでした。
私は、その現状に満足できませんでした。
もちろん、分譲の仕事も一生懸命こなしていましたが、物足りなかったんです。
新しい取り組みを始めたかった。

「コーキさんの家はこれが限界ですか?」という声に対して、できることを示したい!
「コーキはここまでできるんだよ」ということを見せたい。
言葉にしても伝わりません。形にして見せなければ。

そんな時に、里山住宅博の話がありました。
もともと情報は掴んでいたのですが、他の参加工務店さんからのお誘いで、出展を決めました。

ただ、良い素材を使って良いものを作って、予算が高くなっても仕方がない。
手の届く範囲で良いものを提供します。

WB工法についてパンフレットで説明する谷代表
WB工法についてパンフレットで説明する谷代表

電気を極力使わないことを目指すWB工法と
デザインのバランスに注目!

今回の建物のことを教えてください。

ターゲットは20〜40代の子育て世代です。

今回、感覚というか目指す方向が近いなと感じることのできる、ベテランの建築士に設計を依頼しました。
出展に向けて情報収集していた時に知り合った建築士で、初めて一緒にお仕事をしているのですが、こちらの想いも汲み、しっかりと意見ももらえる。
うちが目指しているものを形にしてもらっています。

特に、デザイン性と工法にはこだわりを持っています。
シンプルですが、のちのちまで住んでいて快適さや住みやすさを感じる家です。

工法はWB工法です。
一年前から導入を検討していて、今回やっと日の目をみることとなりました。

外壁と室内側に通気層を作って、壁を通して通気させる工法です。
換気口の開閉に、熱で伸び縮みするバネを使っているだけなのです。
シンプルですよね。機械を使っていないところが気に入りました。
メンテナンスを考慮すると、機械は極力使っていない方がいい。

機械を使わないということは、電力を使わないということです。
夏は自然におこる上昇気流を利用して建物内の無駄な熱を排出し、冬は暖房した空気を逃がさないよう開口部を閉じることで、冷暖房に使う電力もできるだけ使わないようにします。
全体として省エネに大きく貢献します。

木の家に関してはいかがですか。

「木」はお客様の好みにあわせて対応しています。
個人的には、木を使いすぎてくどくなるのは好ましくないかな、もう少し控えめにバランスをとった方が美しいかなと考えています。
今回、木を見せるのは床と天井、壁の一部です。

木が引き立つ設計の妙をご覧いただきたい。

内装としては、一階にはサンゴのしっくいを使っています。
簡単に言うとサンゴの化石ですね。
沖縄の風化造礁珊瑚を主成分とする天然の塗壁材で、微細な空孔をもっているので、調湿・消臭・抗菌などの効果があります。

キッチンから洗面へ、また和室への動線はかなり意識しています。
和室には掘りごたつがあり、家族みんなで鍋を囲むのも楽しいですよ。
キッチンはシステムキッチンです。
最終的な使いやすさはシステムキッチンに軍配が上がります。

使いやすく、住みやすく、そして特殊なことを「盛り込みすぎない」ことが重要だと考えています。

人懐っこい笑顔も垣間見ることができました
人懐っこい笑顔も垣間見ることができました

一緒に家づくりをされる職人さんをご紹介ください。

すごい左官さんがいますよ。
50代の左官さんで、里山住宅博の建物にも入ってもらう予定です。

一社だけの受け仕事では満足しない方で、遠く金沢まで仕事をしに出かけます。
この辺りで仕事がないからではないですよ。まるで武者修行のようですね。

ボランティアで技術指導なんかもやっていて、行動範囲がとても広い方です。
その行動力が、さらに腕に磨きをかけているのでしょうね。

コーキさんの目指す工務店とは。

今までやってきた小規模の分譲というのは、正直なところ今後成り立たないと感じています。
自分の代から変えて行きたい。

今回、里山住宅博には外構コードがあります。
外構を多く手がけてきた者からすると、「自社でやりたい」という思いが強かったのも確かです。
でも今は、分譲の仕事の中で募っていた不満を解消してくれたな、という印象を持っています。
それは、町づくりの部分ですね。
本当に良い町ができるんじゃないでしょうか。

分譲だとどうしても売る値段からスタートして、逆算して作ることになります。
もちろん、分譲地全体として統一感は持たせるけど、残念ながら良いものにはしにくい現状があります。
それを今回は見事解決できています。

これからのコーキは、注文住宅をメインにやっていきたい。
そして、里山住宅博のモデルハウスが、新しいコーキを象徴する住宅となるのです。

そういう意味では、会期後もモデルハウスとして持っていてもいいかな。
でも、素敵な方に住んで欲しいとも思いますし……、迷いますね。


代表取締役 谷 隆行 さん
にお話を伺いました。

30代を中心とした若いスタッフと作るこれからの家づくりが楽しみでなりません。

分譲住宅から注文住宅への転機となる里山モデル。
1年以上かけて探し求め、行き着いた「WB工法」の話をされる谷社長の控えめな笑顔の奥に、炎が見えました。
  • 会社名

    株式会社コーキ

  • 所在地

    〒669-2202
    兵庫県篠山市東吹352-1
    map-coki

  • 電話

    079-594-3884

  • FAX

    079-594-5030

  • ウェブサイト

    http://www.co-ki.jp

  • 代表取締役

    谷 隆行

  • 沿革
    2001年 設立
    2009年 注文住宅事業開始
    2009年 兵庫県篠山市に本社を移動

    コーキの底力を示すため、貪欲に新しいことに挑戦。お客様満足の獲得を目指します。

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