グッドホーム大阪
性能面で迷わせることなく、シンプルにまっすぐに暮らしを提案する。おいしい空気にこだわる地域の工務店。
大阪府箕面市に本社を構え、宝塚に店舗を展開する、グッドホーム大阪さんのご紹介です。
グッドホーム大阪さんは、さつまホームさんのグループ会社だとお聞きしました。
さつまホームは、一つの会社としてボリュームが出てきました。時代に合っていないと感じ始め、2年前くらいから分散を始めました。
そして、「GOOOOD i HOLDINGS(グッド・アイ・ホールディングス)」というグループを立ち上げました。
グッドホーム大阪もさつまホームもホールディングス傘下のグループ企業となります。
スタッフ5、6名の工務店が、この業界で勝ち続けるのはなかなか大変です。ノウハウでも、建て方でも。
しかし、その規模の工務店が、一番地元に即して馴染みやすいと考えています。
工程別に担当者が別れなくて済み、一人のスタッフが最後までお客様を担当できる。最初から最後まで、そしてお引き渡した後もずっと寄り添うことができる、それは小さな規模の工務店だけが持っているいいところです。
私はそれぞれの地域や地元に工務店は必要だと考えています。
でも、小さな工務店だけでは生き残れない。
だからネットワークが必要となるのです。
ネットワーク全体としてやるべきことと、工務店がやるべきことは別の次元の話です。
うちは、「GOOOOD home」というスタッフ10名未満の地域の工務店を、全国に幾つか作っています。
そして、ネットワークのブレーンとしてグッド・アイ・ホールディングスが全体の最適化を担っています。
工務店も口を開けて待っているだけではなく、いろいろなところで勉強したものを地元に活かすためにどうするか、積極的に二次加工をしていきます。
地方によってお客様のニーズというものはまったく異なります。
郡山、岐阜、大阪……、全てのお客様のニーズは違います。
考えている健康や環境のことは一緒かもしれないけど、微妙に重心が違うのです。
それは、地域の工務店が地域を理解してやっていかなければいけない部分です。
大手企業が一括でできることではなく、地域にお任せする部分です。
省エネなどは特にエリアによって違いが大きい。山と平野で違う。田舎と都会で違う。
全国統一は無理です。でも、全国で共通して必要とされるものはある。
だから、うちは工務店を各地で作っているのです。
若い方はご存知ないかもしれませんが、昔、地域密着の「ナショナルのお店」というのがありました。
地域密着、町の便利屋さんです。
あれが工務店のあるべき姿だと思うのです。
新築やリノベーションの話もいいですが、どちらかと言うと家の相談よりも暮らしの相談をしてほしい。
もちろん、工務店のスタッフは地元の人間です。
おじいちゃんおばあちゃん、その娘や息子、孫の家まで面倒を見るのが地方の工務店です。
新築から入った工務店は技術を持っているんだから、リノベーションやリフォームもやっていきましょう。
各エリアに工務店は必要なのです。
事業を拡大して儲けようとしてやっているわけではありません。必要だから作ろうよということです。
本当に必要ですよ、工務店は。だから、グッドホーム大阪をつくりました。
家づくりのこだわりは?
さつまホームは「無添加住宅」を建てますが、うちは無添加住宅の良いところをチョイスして、「おいしい空気」つまり空気環境に特化した家づくりをしています。
快適に暮らすのなら、安全な空気のもと、過ごしやすい温度や湿度環境の中で。
家は見た目も重要ですけど、空気は直接体に影響します。
グッドホームは福島の郡山市にもあります。あちらには放射能の問題がある。
PM2.5や放射能が入らないようなフィルタのついた家にしないといけない。
健康を守るためにも、室内の空気環境は重視されるべきです。
具体的には、すべての家の内装に無添加素材、代表的なものは無垢材としっくいを使います。
工法は、軸組+パネル工法です。
建物の内部の自由度が高まるので、外壁を耐力壁として、中を自由に間仕切ることができるスケルトン・インフィルを採用しています。
スケルトンは規格の決まった工業化されたもの。
インフィルは、デザイン、暮らし方を含めたクリエイティブな部分。
住宅をより細分化した考え方です。
散髪屋で髪を切る人と髭を剃る人が別なのと一緒です。
パネルや窓をはめこんで造る外壁(箱)の部分は高性能を維持して画一化。
インフィルの部分は、職人の腕が発揮される従来の手仕事が光る家づくりです。
気密・断熱、温熱環境の基準としては、HEAT20のG1グレードを最低ラインとしています。
住宅の性能を説明するとき、C値だQ値だと言ってしまいますが、お客様には分かりにくい。
ただの数字の比較になっていますから。
じゃあ、C値が0.5だったら、どんな暮らしができるのか、具体的にそしてシンプルに分かってほしい。
HEAT20は、室内の体感温度を軸とした指標です。
例えば、室内の最低温度を15度に保ちたい。そうした時どうすればいいのか、という具合です。
住まいごこちの話なら、数値ではなく室内温度や環境から話すべきだと思っています。
「寒い冬でも、朝起きたときあったかい家がいいよね」という表現の方が、お客様は暮らしをイメージしやすいですよね。
北海道では、断熱にどの材料を使うかの議論は終わったと言われています。
一定以上のものであれば、どれを使っても快適な断熱性能を確保できるからです。
スケルトンの部分でいつもまでもあれやこれや言っているのではなく、性能はこれと割り切って、いかに暮らしの提案をするか。そこに重きを置きたい。
性能が一定の基準を超えたら、次にお客様の見るところはどこか。
デザイン、使い勝手、かっこ良さなどのソフト面です。
ハードの部分は早く決めてしまう。こんなところでお客様を迷わせてはいけない。
そして、一番大切な「暮らし」についてお客様と考えていきたいのです。
グッドホームが目指す家づくりと、お客様への提案はそこです。
手の届く価格で、空気環境にこだわった自然室温で暮らせる家を。
今回の建物についておしえてください。
風の抜けを意識しました。エアコンを極力使わなくて済むようにしています。
また、南北に庭を設けてあります。
建物自体は小さいですが、庭とのつながりを持った広がりを楽しんでもらえればと思います。
杉を使った無垢材としっくいの内装が生み出す空気環境もご実感ください。
この建物は、自然室温で暮らせる家「びおハウスH」です。
使いやすくて美しい、高性能な住まいを、手の届く価格で実現する。
スケルトン・インフィルの考え方を持ち、配置計画を大切にする考え方に共感しました。
今回の設計はびおハウスHを生み出した建築家にお任せし、これをステップにして今後、いろいろな商品開発を行っていく予定です。
ご来場者にメッセージをお願いします。
省エネや耐震など規格的なところを高水準で標準化。
その上で、家の価値や価格がシンプルで分りやすい。
家の性能や構造に関することで迷わず、安心できるから、「どうやって暮らすか」という暮らし方を考えることに集中できるのがグッドホーム商品展開の特徴です。
里山に建つ今回のモデルハウスでも、それを十分に感じていただけると思います。
GOOOOD i HOLDINGS 代表 新留 巧三 さん
ケミレス環境デザイン設計事務所 所長 石井 登 さん
にお話を伺いました。
全て無添加にこだわるさつまホーム、空気にこだわりを持ち明瞭価格のグッドホーム、2社の位置付けは明快です。
初のプロダクト住宅は進化系です。
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会社名
株式会社グッドホーム大阪
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所在地
〒562-0035
大阪府箕面市船場東3丁目6-61
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フリーダイヤル
0120-353-780
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電話
0797-82-1780(宝塚店)
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FAX
0797-82-1770(宝塚店)
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ウェブサイト
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代表取締役
新留 巧三
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沿革
2015年 グッドホーム大阪 設立 2016年 基幹商品「iDEAL(アイディール)」発表 価値ある暮らしを価値ある価格で。無添加素材を使ったキレイな空気の家。