• 三ツ輪 紹介

三ツ輪
三ツ輪

里山住宅博では文字通りフル回転している代表の森田さん
里山住宅博では文字通りフル回転している代表の森田さん

火を中心に坐して住まう家。
親子の絆を大切にする工務店が、古き良き家族の団欒を取り戻す。

大阪府豊中市に事務所を構える、三ツ輪さんのご紹介です。
三ツ輪さんは里山住宅博の理事でもいらっしゃいます。

里山住宅博in神戸の事業主である不動産屋、有限会社コスモはうちのグループ会社になります。
スタッフもほとんど共通なんです。ですから、理事という形で関わらせていただきました。
参加工務店の皆さまには、至らない点も多くご迷惑をおかけしておりますが、今後ともよろしくお願いいたします。

三ツ輪として、モデルハウスが欲しいなあとの思いは強かったものの出展は迷っていました。
その時、出展を決めた工務店さんから「根性見せなはれ!」とケツを叩かれまして、「ほな根性見せたるでー!」と参加を決めました。(笑)

工務店というのは、それぞれ地域性を重んじているせいか、あまり横のつながりというのはないんですよね。
それが、今回「良い家を建てよう」という目標の元、しっかりと団結しています。
工務店って、集客が弱い部分もあるんですよ。そこも今回勉強できるのではないでしょうか。
里山住宅博の後も、どんどんと裾野が広がっていくことを期待しています。

仕事のベースに、親子の密なコミュニケーションがある
仕事のベースに、親子の密なコミュニケーションがある

三ツ輪さんはどんな家づくりをされているのですか?

分譲や建売もあるので、いわゆる「スタンダードハウス」を建ててきました。
悪く言えば、特色のないありきたりな家。
良く言えば、広く受け入れられる家です。

今回は、ここからの脱皮を図ります。
木の家を今後の三ツ輪のベースとしていくつもりです。
そのベーシックモデルにしたいと考え、こだわりを詰め込みまくっています。

どんなモデルですか?

「坐して住まう家」というコンセプトです。

五徳を置いた囲炉裏を部屋の真ん中に配し、火を中心とした家庭づくりのできる家です。

IT全盛の時代の流れには逆行しているかもしれませんね。

瓦屋根の離れの間があって。もちろん畳です。
日向ぼっこできる濡れ縁があって。
珪藻土の三和土(たたき)に踏石。
囲炉裏を中心に、こういった空間が広がります。
部屋の中心を通って二階へ上がる構造になっているのも、いつ誰がいても顔を合わせられるような場を作り出しています。

古き良き時代の家族の団欒を取り戻したい。
便利さが、人間関係や家族関係にとって本当に良いものなのか、今一度問い直してほしいと考えています。
マイナンバー制度が話題になったことは記憶に新しいですが、最近は人間関係さえ管理されているような印象があります。

椅子も極力排除したかったんです。
床に座る。
何にもなくても、囲炉裏を囲んで話す。
火には家族の団結を高めてくれる力があります。

茶の間の隣は、ふすまで仕切られた洋間になっていて、閉じてもいいし、開けてもいい可変洋間です。

今回住まい手を、40代前半から中頃と想定しました。
子どもの頃、田舎のおばあちゃんの家で過ごした懐かしい思い出。
年配の方がお孫さんを呼んで、火の大切さを教えたり。そんなイメージです。

夫婦2人だけの暮らしでも、子どもがいても、快適に暮らせる可変性を持たせています。

この家は上津台という場所を考えて建てたモデルですが、離れの部分を切り離して考えてみたり、工法を変えるなどのコスト的な工夫を施すことで、都市部に注文住宅を建てたいと考えている20代後半からのお客様にも、良い提案ができると考えています。

冬は火を囲み、夏は自然な風を楽しむ。
自然を愛して生活をする。

雰囲気を伝えるための資料作りを欠かさない
雰囲気を伝えるための資料作りを欠かさない

工法や性能についておしえてください。

今回、工法に新しいチャレンジがあります。
通常のNK工法は、集成材+金物を使うのですが、
今回は無垢材のNK工法に挑戦しています。
天井など、木のあらわしを多用しているのですが、在来仕口の羽子板ボードなどの金物が見えたのではかっこ悪いじゃないですか。

性能面では長期優良住宅の基準をクリアしているので、基本的な性能は高いです。
それ以上の高気密高断熱は追求していません。

冬は火を見ながら、心理的に暖かく。
夏は通風を利用して涼しく。
囲炉裏は夏にはフタをして、床とフラットにできます。

昔とは比べ物にならないくらいに快適ですが、冬は寒く、夏は暑い。
自然を愛して、工夫しながら生活することです。

一緒に仕事をされている職人さんをご紹介ください。

専属の大工で、常に先を見ている若手がいます。
彼もそうなのですが、34歳の大工が4人もいて、私と歳も近いのでとても刺激になっています。

最後に、三ツ輪さんの「負けへんで!」をおしえてください。

うちは会長が女性なので、特に女性目線を大切にしています。
女性が住みやすい、使いやすい家。
今回もキッチン周りの家事動線にはこだわっています。

工務店業も不動産業も、私と母、親子二人で力を合わせてやっています。
土地を見つけて、造成して、建てて、売って……。
多くの方のお力を借りていますが、基本的には二人だけなので、密なコンタクトを意識しています。

親子・家族のコミュニケーションをしっかりと意識できている私たちが、ゆりかごから墓場までという気持ちで、住まいに関するサポートをしっかりとさせていただきます。


代表取締役 森田 寛人 さん
会長 森田 裕子 さん
にお話を伺いました。

家族の温かい雰囲気がほのぼのと感じられる取材となりました。

里山モデルのコンセプトは、囲炉裏を囲んで座って家族団欒をしてほしい。そんな家族像とラップする森田会長と社長親子。
3世代住宅の提案です。勿論子育て世代も。
    • 会社名

      株式会社三ツ輪

    • 所在地

      〒561-0894
      大阪府豊中市勝部3丁目1-40
      map-mitsuwa

    • 電話

      06-6841-0328

    • FAX

      06-6841-9539

    • ウェブサイト

      http://mitsuwa-cosmo.jp

    • 代表取締役

      森田 寛人

不動産から住宅まで。家族経営ならではのアットホームな雰囲気。

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