16号地ではスキップフロアを採用しました。
理由は3つあります。
まずプランするにあたり、一番悩んだのが、里山をどう見るかということです。
敷地から見て里山は下への傾斜地となりますので、
考えたのが少し上からの眺めということでした。
そこで、リビングを少し上げてスキップフロアとし、
里山側に大きめの窓(ピクチャーウィンドウ)をとることを考えました。
中2階のリビングから北側の庭と里山をいつでも眺めることができ、
四季の変化も感じることができます。
以前にもご紹介したリビングのソファからの景色です。
次に中2階の下にできるスペースを床下収納として利用し、
そこにエアコンを設置することで
冬には家全体を暖めることができます。
快適に暮らしながら電気代も掛からないように
断熱性能は北海道の省エネ基準以上の性能としています。
床下空間はご見学されたほとんどの方が驚かれますが、かなり広いスペースです。
空気の循環が起きるように、また冬場の過乾燥も予防する為の仕掛けも行っていますので、
実際にご覧頂ければと思います。
3つ目に上下の空間がつながることでその楽しさや
それぞれのスペースを有効に使えると考えたからです。
リビングの上はロフトと吹き抜け空間とすることで
高低差とつながりのある楽しい空間になりました。
さらに2階のホール部分に冷房用のエアコンを設置することで
家全体を1台で冷やすことができます。
その効果は温度を計測し、電気使用量と電気代のデータを実測していますので、
また次回、ご紹介したいと思います。
16号地:オーブルホーム