里山資本主義を考える。
25号地 いなほ工務店  出展工務店ブログ
  2017年02月24日

昨年、里山住宅博のイベントにおいて、「里山資本主義」でお馴染の藻谷浩介氏のお話をお聞きしました。

藻谷浩介氏は、「里山資本主義 ―日本経済は「安心の原理」で動く」をNHK広島取材班との共著にて出版され、現在も各地において年間300回もの講演活動を行う方です。

今回の里山住宅博の里山の仕掛け人の一人には、田瀬道夫氏という造園家の方が当初より参画されていて、日々おっしゃる事がやはり、藻谷浩介氏のおっしゃる事と本筋は同じだと感じました。

説明が少しへたな点ご了承ください。実際にお話しをお聞きになりたい方は、藻谷浩介氏の講演を是非一度聞いて頂きたいと思います。

その時の話の内容ですが、最初に日本の現状を把握する所から始まります。

下のグラフは、兵庫県の人口推移予想と年齢別推移予想です。グラフは一般に公表されている物を使用しています。

皆、良くご存じだとは思いますが、人口は減り、生産人口も減り、老人が増える事の再確認です。

では、どうしたら良いかという事がメインの話となります。

ここで私が藻谷浩介氏の話を書いて説明することは不可能な為、私が受け取った印象を記します。

人口が減り、若者が減り、現在都心部では、より都心部の高層マンションに移り住む流れができています。これは大変危険だと感じました。藻谷浩介氏も同じ事をおっしゃっていると感じました。

将来都心の高層マンションは、老人比率が必ず上がります。仮に亡くなったとしても、何日も何日も誰も気づかない状態となることでしょう。

「里山」は、その地域においてのコミュニティ-があります。里山を管理する事により、地域の人々との交流が必ず生まれ、助け合いが生まれます。本来の人間の生活には必要な物です。

又、里山は資源の塊です。薪の調達は勿論の事、果樹や野菜を作る事も可能です。今でも、栗やタケノコは自然に取れます。庭や近くには畑も数多くあります。

こうゆう場所は災害にはめっぽう強いです。薪があれば電気やガスがなくても調理や暖をとる事が可能です。

里山にて体を動かしたり、手入れにより住民同士顔を合わせます。皆でバーべQをしたり、自分で育てた野菜を交換したり。

後は、病院が一番気がかりですが、今回の場所は神戸市内です。周辺に病院は沢山あります。

交通も、すぐ近くのイオンやアウトレットから三ノ宮や大阪迄直通バスもあり、不敏は感じません。

郊外型住宅の魅力を本当に再認識できる立地です。

皆様も今一度、今後のお住まいになる立地を考えてみては如何でしょうか。
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 下の写真は里山住宅博工事前の荒れた状態の写真です。手前の白いシャツの方が今回の仕掛け人の一人「田瀬道夫」先生です。
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 整備後の山の様子です。

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