無垢材と言いましても木には様々な種類がございます。
一般的に建築には、針葉樹(杉、桧、松等)と言われる真っ直ぐ伸びる木が多く使われますが、中には広葉樹(ナラ、タモ、桜、クリ等)も使われる事があります。
針葉樹の中でも杉は、特に空気を多く含んでおり、温かく気持ちの良い足ざわりとなります。
写真(里山25)は、天井、床ともに奈良県の吉野杉を使用しています。
天井には杉の白身を使用し、床には杉の赤身を使用しています。
吉野杉の特徴として、どちらも節がありません。
杉の成長に合わせて、枝打ちを行い、山の手入れをしている事により、節無を多く産出しています。
里山25では、外壁にも吉野杉を使用しています。外壁なので、杉板にウッドロングエコというハ-ブを全体に塗り、劣化を防いでいます。色は時とともに変化をします。
下写真は施工時の色です。
下の写真は、施工後の色です。
次に、下の写真は、同じ針葉樹でも吉野桧の床となります。(バンガ-ド1号地じべたの家) やはり無節です。杉に比べると少し硬い木ですが、その分香りが最高です。
下の写真ですが、バンガ-ド1号地には、桧にて雨戸を製作致しました。雨戸ですが、隙間を開けて製作した為、光がこぼれて家の中に入ってきます。雨戸を閉めていても、光と風が抜ける仕組みとなっています。
最後に下の写真の籠が置いてある下の木は、ホワイトアッシュ(白タモ)という広葉樹の無垢板です。
又、その手前の少し黒っぽい木はウォールナットという良く家具に使用される広葉樹の無垢板です。