えんとつ昇りました
15号地 大塚工務店  出展工務店ブログ
  2016年05月21日

image寒い冬、ストーヴに薪をくべる。

木の使い道は地球規模で見れば、燃料としての利用がまだまだ多い。だからと言う訳ではないけれど、暖をとるとき「火」という電気やガス、灯油以外の力を借りるという選択肢はなんだか趣きがあってよい。

木の家を建てるとき、私たちは無垢の木をたくさん使う。特に杉と桧はたくさん。建てるときにでる杉や桧の端材で焚き付け、その材木が樹として生えていた山の雑木を薪に使うなんていうストーリーが生まれるのも、近くの山の木で建てる醍醐味だ、と思う。
image絶品ピザも1分で出来てしまうし、揺らぐ炎は心を穏やかにする。不完全燃焼を防ぎ、焚き付けを容易にする上昇気流を誘発するのに、空気層をまとう二重煙突を使うは定石。高断熱高気密化を背景に、すぐに暖まる室内。薪ストーヴは、現代生活においても、ちゃんと主暖房たり得る冬の暮らしの同居人のひとりになる。

此度は、里山の見える土間床の書斎をつくり、その中央にストーヴを据える。半袖を着て初夏に煙突を据えるは、早すぎる冬支度のようで中々楽しい。想像するだけで汗がでる真夏日の煙突工事!

会期中に訪れる冬には、みんなで薪割りに精を出し、火入れして、ピザを焼き、鉄瓶で沸かしたお湯で珈琲を淹れるなんていうワークショップも是非企画したい。屋根の上、街区に立ち上がる複数の煙突は、その暖簾代わりの設えに見えたら、それもまた愉しい。

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