「旅行?行かなくなりましたね」
04号地 d+bアーキテクチャー  出展工務店ブログ
  2016年10月01日

 

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先日、大阪市内で建てたお宅に、2年ぶりに雑誌の取材でお伺いししました。
旅行の話になった際に、建て主さんは「そういや、旅行に行かなくなりましたね。中庭のモミジを見てる方だけで癒されますから」と言われました。
人間は自然の一部ですから、その中にいるのが心地良い。そして、小さな中庭の1本の木が自然を感じさせることを、私たちは知っています。また、反対に、現代人は、生々しい大自然の中ではストレスを感じてしまうことも認めざるを得ないところです。

そういった意味でも、今回の里山住宅博の敷地は、整った都市基盤と豊かな自然を合わせ持つ希少な立地です。
住まい手が共有する「里山」では、栗や柿、梅、枇杷、甘夏を育て、収穫する。子は小さな冒険をし、自然の怖さや美しさを体感する。
苦労もあるかもしれませんが、それを乗り越えたところに喜びや、連帯感も生まれるに違いありません。

オモテは現代的な街で、ウラは悠久の里山という住環境。ホテルの部屋から見るような眺望を、ぜひ、見に来てください。

 

 

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