先日の里山ぬくもりまつり。ポケットパーク、スカイデッキ、路地など、里山を控える百年集落街区ならではの場所で、出展する木の家の工事を担った薪ストーブ屋さん達が陣取って、温かいお料理を振舞ってくれました。薪ストーブでピザを焼いたり、屋外用ストーブで焼き芋をしたり。篠山の里山ストーブのおしゃれなふたりは、楽しいBBQセットでおもてなししてくれました。
里山住宅博の木の家群には、煙突の伸びる屋根もたくさん。それは、薪ストーブのある目印です。ストーブは暖をとることはもちろん、やかんを載せて加湿をしたり、おき火にしてピザを焼いたり、マルチな活躍を見せてくれます。そして、ストーブのみならず、周辺グッズも多彩で奥が深い!
薪割りワークショップも行いました。割った薪は、軒下や薪棚でしばし干してから、大切に使います。面倒くさい皆さんは大丈夫、ちゃんと割って乾いた薪を、ストーブやさんは供給してくれます。でもそんなワザワザが楽しい!と工務店仲間の住まい手さん達により、薪割り部なんて活動も広がっています。生の丸太の方がお求めやすいし、薪割りを趣味にしちゃうなんて、モノは考えようですね。今回、薪割体験を準備してくれたのは、当店御用達のストーブ屋さんハリマ興産さん。
このまちの住まい手さんたちも、里山ライフという共通のコミュニティを元に、愉しくて愛らしい人間らしい(笑)暮らしがきっと広がるはず!そんな木の家たちは、住まい手を絶賛募集しています!
15号地里山の杜も、火の神様を崇めて、火入れ式をしました。その後、油抜きと呼ばれる臭いを抜く作業を施しながら、試運転をしました。引き渡し時には、煙突掃除と本体のメンテナンスをすることを前提に、休日には薪をくべて、火のある暮らしを体感してもらう予定です。
よく暖炉と間違われますが、解放された暖炉と違い、閉じた燃焼設備であるストーブは、焚き付けも容易で安全安心です。それを成すのが、不完全燃焼を防ぐ二重煙突。ドーナツ状に空気の層を抱いた煙突は、中の熱気と冬の冷気の間を断熱してくれます。白煙が出るのは焚き付けの時だけで、あとは無色透明の湯気のような煙になります。
森林面積の増え続ける我が国、我が県内では、薪の供給は十分で、持続可能な燃料は、カーボンニュートラルという考え方を用いれば環境負荷を軽減することにもつながります。私たち工務店は、新建材は用いませんので、無垢の木の端材も焚きもんとして、プレゼントしています。
家に居ながらにして、アウトドア気分が味わえる里山住宅群ですが、里山に下りて、家の前で、キャンプを張ってBBQなんで、贅沢もできちゃうんですよね。