「太陽や風はもちろん、そこにある全てを素直に受け入れ、生活に活かそう。」
性能に頼り閉じるだけの家より、住まい手の意思で開くことができる家の方がおもしろい。豊かなものは、みんな外からやってくるのだから。
たとえば、里山と土間。曖昧空間が、向こう三軒両隣両隣の関係性を潤おしてくれる。
「外に、そして、まちに開くを許容することが、広義のパッシブデザイン、受け入れる設計。設計には、まちと家をつなぐ力があり、担い手は地域工務店だ。」
先日、全国から多くの家つくり工務店が集った、里山住宅博を通して、新しい郊外の在り方や里山住宅を考えるプロ向けセミナー。パネラーの建築家のみなさんのおかげで、とても示唆に富んだ内容で、パネルディスカッションの終着点は「里山やそれに面した土間が誘発するコミュニティの大切さ」に行きついたのでした。
(↓プロデューサーの小池さんと、緑の建築家の田瀬さんが佇むと小粋なアルコーブのよう)くしくもその前段、現地での視察受け入れでとの一幕に、そんなシーンがありました。パネルディスカッションでの対話を、具現化するような風景。注目すべきは、隣人は靴を履いたままだったりするということ。
(↓ゲストで来訪してくれた建築家の伊礼さん)
北東角に設けた夏の居間は書斎であり、 ひとたびマキをくべれば炉端になる。土間が縁となり家人とまちを結ぶ。
日本には、西欧のような広場がない。それは河川の水域に寄り添う沢に村があり、部落毎に小さなコミュニティが、点在していたからである。神社がその役割を担い、建築的には、道や縁側、土間や井戸が、さらに小さなコミュニティを促してきたという。
(↓招待建築家の堀部さんも再訪してくれました)
新しいまちつくりには何か仕掛けが必要で、示し合わせたように、多くの里山住宅には土間があって、里山の存在と相まって、人と人、人と地域を結んでいく場所になる。それは、郊外の暮らしの醍醐味だと思う。そして、土間はギャラリーにもなるのです。窓辺+アート「光の切り絵」ミニフレーム展、会期を延長して開催中です。
凛とした澄んだ空気の里山はまさに、それだけで絶景大借景。住む人は、順光の北側の庭として、これが独り占めできます(笑)。ビーチならぬ、プライベイト里山付き生活。そんな暮らしはいかがですか。
全てのモデルハウスは分譲しています。
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