茅葺屋根の民家を讃える集落へと下る里山。その中でも一際存在感を放つ雑木林があります。
(↓この大きな緑がそれ、15.16.17号地のお向かいです)
未来の住まい手さん達のお膳立てのつもりで、この鬱蒼とした森を工務店メンバーで少し開拓をしました。そこで少しわるだくみを。
週末、雑木林に面する宅地のひとつ17号地の軒先で、ハンモックのある暮らしをテーマに、展示と試乗⁈体験をされていたのは、地元神戸で、手染めで手編みのハンモックブランドPonaccを立ち上げた、オーナーハンモック職人の中村さん。
そんな中村さんを里山の森に誘い出し…早速、森の木立を頼ってオープンエアーハンモック!
里山ではいま、スカイデッキを設置したり、秋深まる里山をもっと身近に感じることのできる設えを少しずつ増やしています。次に里山を訪れる時は、ゆらゆらハンモックをたたえた森に出逢えるかも⁈
街路に目を移すと、街区を彩る深緑のつる植物テイカカズラも紅葉し、里山にも、黄色や紅が増えてきました。そんな街路をはさんだお向かい、6号地の住人となる二川さんのgrandmaから頂いたのは、てづくりあんぱん。食欲も深まる秋であります 笑。
こちらもオープンエアの里見台で美味しく頂きました。
室内にも秋色を加えてみました。京都の家具工房、樹輪舎さんのロッキングスツール(揺れ椅子)ヤヤコロです。依頼したのはさすらいの家具バイヤー、Jクオリアの松下さん。11月には、ここで一緒に椅子展も開催します。
ヤヤコロは、揺りかごのように〜という訳ではなく、その名の通り座る人の自重で少し揺れて、各人にぴったりの傾きで止まります。
15号地里山の杜のために、チェリー、ウォールナット、ナメ革と座面を3種の材であつらえてもらいました。
(↓たとえばチェリーは、数年経てば、左から右のように飴色にかわります)
使うほどに深みを増して、アジがでる、それはこの木の家の素材の共通点。できた時が一番ではなくて、住まう人により深まりゆくのです。そんな木の家、まち、里山は住む人を求めています。