「里山日記」
久しぶりに里山に行きました。
木の家だけじゃなくて、
街区をつくると
季節や気候によって
町全体でその姿が変わるんだなと、実感しました。
今は夏だけど、
秋も楽しみですV(^_^)V
「里山日記」
久しぶりに里山に行きました。
木の家だけじゃなくて、
街区をつくると
季節や気候によって
町全体でその姿が変わるんだなと、実感しました。
今は夏だけど、
秋も楽しみですV(^_^)V
昨日は里山住宅博の定例会でした。
出展工務店の20代、30代のスタッフが中心となって「若手会」が発足することが発表され、若手が考えるイベントなどのプレゼンが行われました。内容は今後告知されると思いますので、ここでは割愛します。
それよりも、、、『あ~。もう僕は若手じゃないんだ。』とあらためて・・・
おそらく顔に出ていたのでしょう。懇親会の席で若手のリーダー・グートンライフの出口さんから「若手会に入りますか?」とイケメンスマイル。
「いやいやいや、もうおじさんだから」とうれしさ半分、必要以上に拒否する私。
それを見ていたマクロホーム諸岡先輩「40になりたての時は、おじさんって思えないけど、45になればすっかりおじさんやからね」と・・・
おじさんになりきれず、
なんならちょっとモテたいと思っている自分に赤面する
厄年の夜
夜のとばりは深く・・・
中性脂肪の腹まわり
つめこんだ しめの寿司
悟り開けた気がした
厄年の夜
・・・いや、ひがんでいるわけじゃないです。若手による新しい工務店像にこうご期待!!
(*写真は左から、いなほ工務店・本さん、あかい工房・赤井さん、吉住工務店・木村さん。酔ってましたが、それぞれ顔出しOKの許可は得ましたので、悪しからず。)
それでは突然ですがここで、里山メンバーを紹介します。他にもたくさん居ますが、昨日お庭で出会ったみなさんです。
↓まずは百合さんです。夕立に濡れて艶っぽいですが、野生の力強いお花です。ワイルドだろ〜
↓雨がえるさんです。育ち盛りの苗木で木登りの練習中。緑色なのでよく見ないと気付きません…
↓ちょうちょさんです。昨日であったのは、小さな黄色い蝶々。よく目立つから町長さんに任命します。
↓バッタさんです。普段は緑に紛れて気付かないけど、木の玄関ドアの隅でかくれんぼしていたので、逆に見つかっちゃいました。
↓飛行機雲さんです。煙突さんより長〜いです。
↓夜は風に揺られて生垣の植物たちのダンスが、壁に映ります。
以上、またのご紹介をお楽しみに〜
軒の下に光るタマネギ、言いかえると、縁の上に光るタマネギは真鍮製で、少し赤くて、時折鈍く光ります。
ピンクゴールドというこの色は、赤い瓦屋根に良く似合うでしょう。
軒下に干す玉葱と同じように、淡路の瓦を葺いた屋根の下に、オニオンという名前の風鈴を吊るしています。
はい、笑うところですよ
玉葱は淡路島の名産ですが、オニオンは富山県高岡でつくられた逸品。
往時の加賀藩により奨励された鋳物をつくる技。それはのちに高岡銅器として名を馳せた鋳造技術は今に伝わり、洗練された意匠と共に愛されています。
素材となる真鍮(しんちゅう)は、銅と亜鉛の合金で、経年変化により酸化して少しずつ枯れた色合いになり、独特の深い味わいが出る素材。
昔から建築金物や家具金物など、様々な分野で使用されてきました。
また、素材の持つ風合いが柔らかく、光沢も優雅で、美術工芸品や仏具等の素材としても長い歴史があります。
アルミやステンレスの代わりに、敢えて年をとる金属として、真鍮の金物を良く用います。外に板を張る時の釘、手が触れる引手、照明…木の家の設えとして、真鍮の素朴な美しさは、艶消しの室内に良く映えます。
風鈴は、雨の当たらない外にあります。屋根のかかった縁側の上に。
他の外壁より、少しへっこんだ所にある屋根のある外。近頃はインナーテラスとかインナーデッキとか呼ばれる、中でもない、外でもないここを、住む人にとって大切な場所として、積極的に提案しています。
四季を愛でる日本人の暮らしぶりにとても馴染むこの場所は、その家の風や光の入口でもあります。谷あいの里山に面した北に開いた窓、その側に沿えられた縁側からは、今日も涼風が吹き上げてきます。
作図するとき、ヌレエンとかくこの広い縁側ですが、実はちゃんと屋根があるので濡れない外だったりします。
里山と話したくなったら、南側の照り返しを避けて、ここで佇んでみよう。鳴るかならないか、風と鈴のお相撲を眺めながら、風の勝ちどきに耳を傾けるのも中々でしょう。
そう、小さなタマネギの下で。
15号地、大塚工務店です。
→工務店紹介は、こちらから。→提案住宅イメージは、こちらから。
16号地の家の中から見える里山の風景をご紹介します。こちらはリビングにあるソファから見える景色です。
下っていく里山の景色を楽しめるように中2階にリビングを計画しましたが、
狙い通り、青々と広がった緑の景色を楽しむことができます。
さらにここからは人工物がほとんど見えない為、
一瞬、住宅街にいることを忘れてしまいます。
和室の畳に座ると小窓からこんな景色が見られます。
濡れ縁と同じ高さでつながる芝のテラスから
生垣を介してお隣の芝生が見え、さらにその向こうに
緑豊かな里山の景色がつながります。
これはこの里山住宅博の統一感ある外構コードのなせる業という他ありません。
16号地に来られたら、ぜひ和室で座って、この景色もご覧ください。
このモデルハウスに来て、このような景色を眺めるだけで心豊かな気持ちになれ、
庭の手入れも苦でなくなります。
ここに来る度に普段忘れている何か大切なものを
思い出させてくれ、また癒されています。
16号地:オーブルホーム
「言葉だけでない、本当の里山付住宅。 見て選んで、そこに暮らせます。」
本当の里山付住宅ってなんだろう。
それはきっと、里山だけでもいけない、庭だけでもいけない。まちとの接点を緑で造景し、つないでいくことからはじめよう。
そんな理念を実現すべく、指導的立場にいてくれたのは、緑の設計家の田瀬さんと林さん。後ろ姿は、仕事人としか例えようがない、えもいわれぬ静かでしかし熱いオーラに満ちていて。
それを統括して大地におとしこんだ廣瀬誉という男がいる。毎日のようにこの緑の街区つくりの現場に足を運び、雨の日は傘もささずにカッパを濡らし、照る日には汗で全身を濡らしていた。もはや、Mr.ナリフリカマワヌである。
おかげで、寝そべっても痛くないフサフサの芝生のテラスもできた。水盤を優雅に泳ぐカエルを感慨深げに見る、先生ふたりの姿が印象的である。
真っ黒に日焼けしたホマレは工務店ブログをリードして、荒削りだがしかし、アイレベルで、時に立て続けに、まちの変わりようを伝えつづけた。きっと、現場で今日おこったこと、今起きている変化を伝えずにはいられなかったんだろうと推測する。
これまで、工務店は広報が苦手だった。ものつくりは得意でも、伝えるのがヘタクソなのである。
ヘタクソでもいいから、伝えてよ。その方が想いが伝わるよ。そんなOBの住まい手さんたちに支えられ、後押しされて、木の家群をつくり里山を再生するプロセスを、里山住宅博と題して伝えることにした。僕らにしかできない仕事をしよう、をテーマに。
だから、三世代において住み継がれる、緑いっぱいの百年集落を、真剣につくりあげようとする私たちの実践の肝は、ホマレが率いた緑の街区形成の現場にあった。(15号地にて、林さんと緑の役割と方向性を確認する大塚/写真提供:廣瀬誉)
暑さのピークを迎える今、一旦の小休止を迎える緑の街区つくり。
今日も、各戸の担い手は、これを引き継ぎ、愛をもって緑を養生している。芝目を正し、小石を拾い、高木の鉢を守る。日が暮れる頃には皆が緑に水をやる。隣地境界となる生垣はなおさら、丁寧に。水をあげれないときは、誰かがかわりにそれをやる。
そんな風に、会期中の緑を皆で守る。秋になれば、成長の軌道にのるであろう苗木たちを枯らさないように。たとえば、垣根越しにお隣同士がちょっと世間話、そんな希望的観測もあるけれど、後は緑の成長に委ねよう。
住む人が笑えば、里山も笑う。
里山が笑えば、住む人も笑う。
そう、里山は木の家の同居人であり、
住む人は里山の居候である。
そしてこの夏、ホマレは人生最愛の伴侶を迎え入れたのだった。
里山も満面の笑顔で、ようやったなあと背中をたたいている。
めでたし、めでたし。
「里山日記」
全27区画、いろんな角度から里山を臨むことができる。
その切り取り方は様々で、 計画した人のみたかった(みせたかった)ものを感じられたりもする。
季節や風土を感じることのできる、とても意味の大きな窓である。
ホマレ